聴覚障がいは、音声によって伝えられる情報の聞き取りに困難をかかえています。日常生活でのコミュニケーションでは読話(唇の動きを読む)を身につけている場合でも、講義等の長時間になる場合には精神的苦痛が大きくなります。そのため、パソコンノートテイク等を用いた情報保障が必要になります。

出席確認

出席確認の方法について配慮をお願いいたします。学生証による出席確認をおすすめします。音声による出席確認をおこなう場合には、大きな声で、視線を合わせて名前を呼んでください。

授業前

パワーポイント等の視覚教材を使用されるときは、授業前に障がい学生とサポートスタッフに資料として配付してください。

授業中

軽度の聴覚障がいの学生の場合には、教員の声が聞こえやすい位置を確保し、固定してください。片耳のみ聞こえにくい場合もありますので、どの座席がよいのかは該当学生の相談のうえ決定してください。

聴覚障がいの学生には、ピアサポーターの学生が授業の空き時間などを利用して、パソコンノートテイクの支援を行います。原則として2名で支援を行うようにコーディネートを行いますが、場合によっては1名で支援を行うこともあります。パソコンノートテイクでのでは音声をできる限り忠実に入力していますので、「ここ」「そこ」等の指示代名詞を避け、具体的に何を指しているかが理解できるようにお伝えください。 補聴器は周囲にある音をすべて増幅してしまうため、雑音がある場所では聞こえにくくなることがあります。補聴器の学生がいる場合には、周囲の学生に対しても注意をうながすようお願いいたします。 映像教材をご使用になる時の配慮については、本人が内容を把握できるような資料をご準備ください。鳥取大学ではH28.4時点では、映像教材への字幕挿入には対応しておりませんので、ご理解をお願いいたします。

教職員のためのガイド