精神障がいや発達障がいは、一見しただけでは分かりにくいため周囲から理解されにくい障がいです。障がい学生によって示す症状も対応方法も異なるため支援には個別性が求められます。

出席確認

出席確認の方法について配慮をお願いいたします。 毎回出席確認の方法がかわってしまうと混乱してしまうため、同じ方法(手段、タイミングなど)でおこなっていただきますようご理解をお願いいたします。学生支援センターから各教員へ出席確認の方法を問い合わせることもありますので、よろしくお願いいたします。

授業前

発達障がいの学生の場合、ホワイトボードの文字が読みにくいことがありますので、パワーポイントを使用するなどの配慮をお願いします。また授業資料を配布していただけますようお願いいたします。

過敏性の強い学生の場合、パソコンのモーター音や空調などが気になってしまい、講義を受けることが困難な場合があります。座席位置の配慮をお願いします。

多くの学生の中に入ることが苦手な場合、途中退室をする場合もありますので、障がい学生と相談のうえ、座席位置の配慮をお願いします。またつい立等の使用をお願いすることもあります。

実験等で危険をともなうことも予測されます。TAの配置を増員することが可能ですので、学生支援センターまでご相談ください。

実験、実習等で詳細なスケジュールや手順書が必要な場合もあります。作成方法等に関しては、学生支援センターまでご相談ください。

授業中

講義を聞きながらメモをとることが苦手な学生の場合に、写真撮影をお願いすることがあります。

「ここ」「そこ」等の指示代名詞、あいまいな表現や比喩表現、ならびに二重否定を避け、具体的に何を指しているかが理解できるようにお伝えください。また、順序立てて話をする、内容を記載したプリントを配布するなどの配慮が理解を助けます。図で示して頂くのも効果的です。

具体的な配慮内容に関しては、どのような点が調整可能なのかを担当教員の先生へご相談させていただくことがあります。

教職員のためのガイド